わが心得たることば 帚木02章11
目次
原文 読み 意味
わが心得たることばかりを おのがじし心をやりて 人をば落としめなど かたはらいたきこと多かり
02019/難易度:☆☆☆
わが/こころえ/たる/こと/ばかり/を おのがじし/こころ/を/やり/て ひと/をば/おとしめ/など かたはらいたき/こと/おほかり
(頭中将)自分の心得る分野だけをそれぞれが得々となって人をおとしめたりなど、見ていられないことが多い。
文構造&係り受け
主語述語と大構造
- 多かり 四次元構造
〈[女性]〉わが心得たることばかりを おのがじし心をやりて 人をば落としめなど かたはらいたき〈こと〉多かり
助詞と係り受け
わが心得たることばかりを おのがじし心をやりて 人をば落としめなど かたはらいたきこと多かり
古語探訪
心をやり 02019
得意になって。
かたはらいたき 02019
そばに居てははらはらすること。