なり上れどももとよ 帚木03章01
原文 読み 意味
なり上れどももとよりさるべき筋ならぬは 世人の思へることも さは言へどなほことなり
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また元はやむごとな 帚木03章02
原文 読み 意味
また元はやむごとなき筋なれど 世に経るたづき少なく 時世に移ろひておぼえ衰へぬれば 心は心として こと足らず ...
受領と言ひて人の国 帚木03章03
原文 読み 意味
受領と言ひて 人の国のことにかかづらひ営みて 品定まりたる中にもまたきざみきざみありて 中の品のけしうはあら ...
なまなまの上達部よ 帚木03章04
原文 読み 意味
なまなまの上達部よりも 非参議の四位どもの 世のおぼえ口惜しからず もとの根ざし卑しからぬ やすらかに身をも ...
宮仕へに出で立ちて 帚木03章05
原文 読み 意味
宮仕へに出で立ちて 思ひかけぬ幸ひとり出づる例ども多かりかし など言へば
02036/難易度:☆ ...