事が中になのめなる 帚木04章11
原文 読み 意味
事が中に なのめなるまじき人の後見の方は もののあはれ知り過ぐし はかなきついでの情けあり をかしきに進める ...
またまめまめしき筋 帚木04章12
原文 読み 意味
また まめまめしき筋を立てて 耳はさみがちに 美さうなき家刀自の ひとへにうちとけたる後見ばかりをして 朝夕 ...
ただひたふるに子め 帚木04章13
原文 読み 意味
ただひたふるに子めきて柔らかならむ人を とかくひきつくろひてはなどか見ざらむ 心もとなくとも直し所ある心地す ...
げにさし向ひて見む 帚木04章14
原文 読み 意味
げにさし向ひて見むほどは さてもらうたき方に罪ゆるし見るべきを 立ち離れてさるべきことをも言ひやり をりふし ...
常はすこしそばそば 帚木04章15
原文 読み 意味
常はすこしそばそばしく心づきなき人の をりふしにつけて出でばえするやうもありかしなど 隈なきもの言ひも 定め ...