とあればかかりあふ 帚木04章06
原文 読み 意味
とあればかかりあふさきるさにて なのめにさてもありぬべき人の少なきを 好き好きしき心のすさびにて 人のありさ ...
かならずしもわが思 帚木04章07
原文 読み 意味
かならずしもわが思ふにかなはねど 見そめつる契りばかりを捨てがたく思ひとまる人は ものまめやかなりと見え さ ...
されど何か世のあり 帚木04章08
原文 読み 意味
されど何か 世のありさまを見たまへ集むるままに 心に及ばずいとゆかしきこともなしや 君達の上なき御選びには ...
容貌きたなげなく若 帚木04章09
原文 読み 意味
容貌きたなげなく若やかなるほどの おのがじしは塵もつかじと身をもてなし 文を書けどおほどかに言選りをし 墨つ ...
なよびかに女しと見 帚木04章10
原文 読み 意味
なよびかに女しと見れば あまり情けにひきこめられて とりなせばあだめく これをはじめの難とすべし