思し紛るとはなけれ 桐壺09章09
原文 読み 意味
思し紛るとはなけれど おのづから御心移ろひて こよなう思し慰むやうなるも あはれなるわざなりけり
源氏の君は御あたり 桐壺09章10
原文 読み 意味
源氏の君は御あたり去りたまはぬを ましてしげく渡らせたまふ御方はえ恥ぢあへたまはず いづれの御方も われ人に ...
母御息所も影だにお 桐壺09章11
原文 読み 意味
母御息所も影だにおぼえたまはぬを いとよう似たまへりと典侍の聞こえけるを 若き御心地にいとあはれと思ひきこえ ...
主上も限りなき御思 桐壺09章12
原文 読み 意味
主上も限りなき御思ひどちにて な疎みたまひそ あやしくよそへきこえつべき心地なむする なめしと思さでらうたく ...
こよなう心寄せきこ 桐壺09章13
原文 読み 意味
こよなう心寄せきこえたまへれば 弘徽殿の女御 またこの宮とも御仲そばそばしきゆゑ うち添へて もとよりの憎さ ...