ひさんぎのしゐ 非参議の四位 ひさんぎのしい 02-035

四位でありながら、三位以上の役割である参議になり朝政にあたる人。参議以上はその地位につける家柄がほぼ固定されていた。その中でも流動性がありえたのが非参議の四位。三位以上の公卿は上流貴族で生まれにによって決まっている。それ以下の中流貴族の中に生まれながら上々のクラスの公卿とされた。


なまなまの上達部よりも 非参議の四位どもの 世のおぼえ口惜しからず もとの根ざし卑しからぬ やすらかに身をもてなしふるまひたる いとかはらかなりや 家の内に足らぬことなどはたなかめるままに 省かずまばゆきまでもてかしづける女などの おとしめがたく生ひ出づるも あまたあるべし

(頭中将)なまなかな上達部よりも、参議扱いの四位の身で、世評も不満なく、生まれ育ちの卑しくないのが、鷹揚にかまえ日を暮らすのは、何とさっぱり気持ちがよいことでしょう。受領でも参議格でも家の中に不足などあろうはずのないままに、贅を尽くしまぶしいまで慈しんでき娘なんかが、見下しがたく生い立つことも、相当数にのぼるはずです。

02-035 なまなまの上達部よ

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