きこゆ 聞こゆ 01-132

文中にないがこの文の主語は宮中の人々で、「聞こゆ」は「言ふ」の謙譲語。「言ふ」の動作対象である藤壺の宮に対する敬意表現である。桐壺更衣の場合には「御局は桐壺なり/01-015」と表現されていた。ここでは局の名前の紹介のため、名乗り表現ではないとも考えられるが、生前に桐壺の名が出るのはこの箇所のみであり、この部分を名乗りでないとするなら、生前名乗りのないままであったことになる。いずれにしろ、扱いのうえで藤壺の宮とは好対照をなす。


藤壺と聞こゆ

藤壺と申し上げる。

01-132 藤壺と聞こゆ

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