さぶらふかぎり さぶらふ限り さぶろうかぎり 侍ふ限り 侍う限り 01-103
帝に奉仕している間は。さぶらはない場合を想定している。次注「嘆く」参照。
ものなども聞こし召さず 朝餉のけしきばかり触れさせたまひて 大床子の御膳などはいと遥かに思し召したれば 陪膳にさぶらふ限りは 心苦しき御気色を見たてまつり嘆く
食事などもお召し上がりにならず、朝粥は形ばかり箸をおつけになって、昼のお膳などとうてい手が出ないとお思いなので、給仕の者はお仕えしている間はつらそうなご様子をお見受けして嘆く。
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帝に奉仕している間は。さぶらはない場合を想定している。次注「嘆く」参照。
ものなども聞こし召さず 朝餉のけしきばかり触れさせたまひて 大床子の御膳などはいと遥かに思し召したれば 陪膳にさぶらふ限りは 心苦しき御気色を見たてまつり嘆く
食事などもお召し上がりにならず、朝粥は形ばかり箸をおつけになって、昼のお膳などとうてい手が出ないとお思いなので、給仕の者はお仕えしている間はつらそうなご様子をお見受けして嘆く。