をかしきにすすめるかた をかしきにすすめる方 をかし すすむ 02-057
風流気取り。「あくまでさればみ好きたるは、さても見る限りはをかしくもありぬべし、時々にても、さる所にて忘れぬよすがと思ひたまへむには、頼もしげなく/02-128」思って通うのをやめてしまった木枯の女を念頭にした表現。
事が中に なのめなるまじき人の後見の方は もののあはれ知り過ぐし はかなきついでの情けあり をかしきに進める方なくてもよかるべしと見えたるに
(左馬頭)様々な事例の中でも特に、いい加減ではすまない高貴な方の世話をする場合には、何かと深く感じ入り過ぎたり、実のないうわべの思いやりをみせたり、風流趣味に偏したりする方面は、なくてもよさそうに思われるものの、