しもはかみになびき 下は上になびき しもはかみになびく 下は上になびく なびき なびく 02-050
徳による順化、すなわち、草が風になびくように上の者の徳に下の者が靡くの意味、斐然嚮風(漢賈誼『過秦論』)。
されど賢しとても 一人二人世の中をまつりごちしるべきならねば 上は下に輔けられ 下は上になびきて こと広きにゆつらふらむ
(左馬頭)といって大人物がいくら優れていても、一人二人で世の中を治めるなどできはしないので、上の者は下の者の輔佐を受け下の者は上の徳に靡いて少数の為政者から世間へと事が広まり行くのでしょう。