しなさだまりたる 品定まりたる さだまる 定まる 02-034
貴族社会のヒエラルキーを支配する位階には得られる地位に限界があり、上流貴族には入れないものの。
受領と言ひて 人の国のことにかかづらひ営みて 品定まりたる中にもまたきざみきざみありて 中の品のけしうはあらぬ 選り出でつべきころほひなり
(頭中将)受領といって地方の政治にかかずらいあくせくして、品は定まり上流には入れぬ中にもまた細かく諸段階があって、中流の位でもまんざらでない玉を、拾い出せる今日この頃です。
係り受けを武器に 句読点のない原文に挑む《源氏物語独学サイト》
貴族社会のヒエラルキーを支配する位階には得られる地位に限界があり、上流貴族には入れないものの。
受領と言ひて 人の国のことにかかづらひ営みて 品定まりたる中にもまたきざみきざみありて 中の品のけしうはあらぬ 選り出でつべきころほひなり
(頭中将)受領といって地方の政治にかかずらいあくせくして、品は定まり上流には入れぬ中にもまた細かく諸段階があって、中流の位でもまんざらでない玉を、拾い出せる今日この頃です。