ゆゆしう ゆゆし ゆゆしく 由々し 忌々し 01-107

不吉の意味で美しすぎるものは、天の嫉妬を受ける(あるいは天に愛される)ゆえ、夭死するとの考えが当時あり、それゆえゆゆしく思ったとの解釈がなされている。美と夭折のつながりは、例えば竹取物語に現れており、平安貴族の心理を物語るとする。そうした一般論とは別に、帝は帝の資質として倭相を身につけており、そこから光の君の将来に不吉なものを感じ取っていた。「めづらかなる稚児の御容貌なり/01-008」。


いとどこの世のものならず清らにおよすげたまへれば いとゆゆしう思したり

これまでにもましてこの世のものならず輝きを放つばかりの美しさにご成長あそばされているので、帝はひどく不吉な感じをお抱きになられた。

01-107 いとどこの世のもの

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