うしろめたう うしろめたく 後ろめたう 後ろめたく 後ろめたし 後ろめたい 01-080
愛着のある対象を見守りたい思いで、それがかなわない時の強い感情。(ここも形容詞の連用形+思ふ)
かく忌ま忌ましき身の添ひたてまつらむも いと人聞き憂かるべし また見たてまつらでしばしもあらむは いとうしろめたう思ひきこえたまひて すがすがともえ参らせたてまつりたまはぬなりけり
このように不吉な身が付き添い申すのもまことに世間での通りが悪かろうし、と言ってお顔を拝み申さずしばしもいるなど全く気が気ではなかろうと、ご案じ申し上げて、すんなりとは参内させてお上げにはなりませんでした。