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02 帚木16章
またの日小君召した 帚木15章03
原文 読み 意味 またの日 小君召したれば 参るとて御返り乞ふ かかる御文見るべき人もなし と聞こえよとのたまへば うち笑みて 違ふべくものたまはざりしものを いかがさは申さむと言ふに 心やましく 残りなくのたまはせ 知らせてけると思ふに... -
02 帚木16章
御文は常にありされ 帚木15章04
原文 読み 意味 御文は常にあり されど この子もいと幼し 心よりほかに散りもせば 軽々しき名さへとり添へむ 身のおぼえをいとつきなかるべく思へば めでたきこともわが身からこそと思ひて うちとけたる御答へも聞こえず ほのかなりし御けはひあ... -
02 帚木16章
例の内裏に日数経た 帚木16章01
原文 読み 意味 例の 内裏に日数経たまふころ さるべき方の忌み待ち出でたまふ にはかにまかでたまふまねして 道のほどよりおはしましたり 紀伊守おどろきて 遣水の面目とかしこまり喜ぶ 小君には 昼より かくなむ思ひよれるとのたまひ契れり ... -
02 帚木16章
女もさる御消息あり 帚木16章02
原文 読み 意味 女も さる御消息ありけるに 思したばかりつらむほどは 浅くしも思ひなされねど さりとてうちとけ 人げなきありさまを見えたてまつりてもあぢきなく 夢のやうにて過ぎにし嘆きを またや加へむと思ひ乱れて なほさて待ちつけきこえ... -
02 帚木16章
さる心して人とく静 帚木16章03
原文 読み 意味 さる心して 人とく静めて 御消息あれど 小君は尋ねあはず よろづの所求め歩きて 渡殿に分け入りて からうしてたどり来たり いとあさましくつらし と思ひて いかにかひなしと思さむと 泣きぬばかり言へば かく けしからぬ心ば...