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03 空蝉05章
にぎははしう愛敬づ 空蝉02章06
原文 読み 意味 にぎははしう愛敬づきをかしげなるを いよいよほこりかにうちとけて 笑ひなどそぼるれば にほひ多く見えて さる方にいとをかしき人ざまなり あはつけしとは思しながら まめならぬ御心は これもえ思し放つまじかりけり 03009/難易... -
03 空蝉05章
見たまふかぎりの人 空蝉02章07
原文 読み 意味 見たまふかぎりの人は うちとけたる世なく ひきつくろひ側めたるうはべをのみこそ見たまへ かくうちとけたる人のありさまかいま見などは まだしたまはざりつることなれば 何心もなうさやかなるはいとほしながら 久しう見たまはまほ... -
03 空蝉05章
渡殿の戸口に寄りゐ 空蝉03章01
原文 読み 意味 渡殿の戸口に寄りゐたまへり いとかたじけなしと思ひて 例ならぬ人はべりて え近うも寄りはべらず さて 今宵もや帰してむとする いとあさましう からうこそあべけれとのたまへば などてか あなたに帰りはべりなば たばかりはべ... -
03 空蝉05章
碁打ち果てつるにや 空蝉03章02
原文 読み 意味 碁打ち果てつるにやあらむ うちそよめく心地して 人びとあかるるけはひなどすなり 若君はいづくにおはしますならむ この御格子は鎖してむとて 鳴らすなり 静まりぬなり 入りて さらば たばかれとのたまふ この子も いもうとの... -
03 空蝉05章
こたみは妻戸を叩き 空蝉03章03
原文 読み 意味 こたみは妻戸を叩きて入る 皆人びと静まり寝にけり この障子口に まろは寝たらむ 風吹きとほせとて 畳広げて臥す 御達 東の廂にいとあまた寝たるべし 戸放ちつる童もそなたに入りて臥しぬれば とばかり空寝して 灯明かき方に屏...