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02 帚木16章
君はいかにたばかり 帚木16章04
原文 読み 意味 君は いかにたばかりなさむと まだ幼きをうしろめたく待ち臥したまへるに 不用なるよしを聞こゆれば あさましくめづらかなりける心のほどを 身もいと恥づかしくこそなりぬれと いといとほしき御気色なり とばかりものものたまはず... -
02 帚木16章
例の人びとはいぎた 帚木16章05
原文 読み 意味 例の 人びとはいぎたなきに 一所すずろにすさまじく思し続けらるれど 人に似ぬ心ざまの なほ消えず立ち上れりけるとねたく かかるにつけてこそ心もとまれと かつは思しながら めざましくつらければ さばれと思せども さも思し果... -
03 空蝉05章
寝られたまはぬまま 空蝉01章01
原文 読み 意味 寝られたまはぬままには 我はかく人に憎まれてもならはぬを 今宵なむ初めて 憂しと世を思ひ知りぬれば 恥づかしくて ながらふまじうこそ思ひなりぬれなどのたまへば 涙をさへこぼして臥したり いとらうたしと思す 手さぐりの 細... -
03 空蝉05章
女も並々ならずかた 空蝉01章02
原文 読み 意味 女も 並々ならずかたはらいたしと思ふに 御消息も絶えてなし 思し懲りにけると思ふにも やがてつれなくて止みたまひなましかば憂からまし しひていとほしき御振る舞ひの絶えざらむもうたてあるべし よきほどに かくて閉ぢめてむと... -
03 空蝉05章
君は心づきなしと思 空蝉01章03
原文 読み 意味 君は心づきなしと思しながら かくてはえ止むまじう御心にかかり 人悪ろく思ほしわびて 小君に いとつらうも うれたうもおぼゆるに しひて思ひ返せど 心にしも従はず苦しきを さりぬべきをり見て 対面すべくたばかれとのたまひわ...