またの日小君召した 帚木15章03
原文 読み 意味
またの日 小君召したれば 参るとて御返り乞ふ かかる御文見るべき人もなし と聞こえよとのたまへば うち笑みて ...
御文は常にありされ 帚木15章04
原文 読み 意味
御文は常にあり されど この子もいと幼し 心よりほかに散りもせば 軽々しき名さへとり添へむ 身のおぼえをいと ...
例の内裏に日数経た 帚木16章01
原文 読み 意味
例の 内裏に日数経たまふころ さるべき方の忌み待ち出でたまふ にはかにまかでたまふまねして 道のほどよりおは ...
女もさる御消息あり 帚木16章02
原文 読み 意味
女も さる御消息ありけるに 思したばかりつらむほどは 浅くしも思ひなされねど さりとてうちとけ 人げなきあり ...
さる心して人とく静 帚木16章03
原文 読み 意味
さる心して 人とく静めて 御消息あれど 小君は尋ねあはず よろづの所求め歩きて 渡殿に分け入りて からうして ...