ゆめかとのみ 夢かとのみ 01-058

桐壺更衣の死の事実が。


しばしは夢かとのみたどられしを やうやう思ひ静まるにしも 覚むべき方なく堪へがたきは いかにすべきわざにかとも 問ひあはすべき人だになきを 忍びては参りたまひなむや

しばしは夢かとばかり願われてならなかったが、ようやく気持ちが静まるにつけても、夢のようには覚める方途もなく耐えがたきは、いかにすべき倣いか相談しようにも相手さえおらぬことよ、まげて参内願えぬものか。

01-058 しばしは夢かとのみ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次