惟光日頃ありて参れ 夕顔01章17
原文 読み 意味
惟光 日頃ありて参れり わづらひはべる人 なほ弱げにはべれば とかく見たまへあつかひてなむ など 聞こえて 近く参り寄りて聞こゆ
04017/難易度:☆☆☆
これみつ ひごろ/あり/て/まゐれ/り わづらひ/はべる/ひと なほ/よわげ/に/はべれ/ば とかく/み/たまへ/あつかひ/て/なむ/など きこエ/て ちかく/まゐり/より/て/きこゆ
惟光が何日ぶりかで参上した。「わずらっている人が、まだ病弱ですので、何やかやと看病に手がかかりまして」など申し上げてから、君の近くに進み出て申告する。
惟光 日頃ありて参れり わづらひはべる人 なほ弱げにはべれば とかく見たまへあつかひてなむ など 聞こえて 近く参り寄りて聞こゆ