阿弥陀仏ものしたま 若紫04章11

2021-04-28

原文 読み 意味

阿弥陀仏ものしたまふ堂に することはべるころになむ 初夜 いまだ勤めはべらず 過ぐしてさぶらはむ とて 上りたまひぬ

05063/難易度:☆☆☆

あみだぶつ/ものし/たまふ/だう/に する/こと/はべる/ころ/に/なむ そや いまだ/つとめ/はべら/ず すぐし/て/さぶらは/む とて のぼり/たまひ/ぬ

「阿弥陀さまをおまつりする堂で、勤めをする時刻に早くも、初夜(そや)をまだ勤め上げておりません。すませてから参りましょう」といって、堂へのぼって行った。

阿弥陀仏ものしたまふ堂に することはべるころになむ 初夜 いまだ勤めはべらず 過ぐしてさぶらはむ とて 上りたまひぬ

大構造と係り受け

古語探訪

初夜 05063

朝三回、夜三回、計一日を六回、読経するが、夜の最初の読経が初夜。だいたい夜の八時前後とのこと。

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