尋ねゆく幻もがな 桐壺07章11

2021-05-14

原文 読み 意味

 尋ねゆく幻もがなつてにても魂のありかをそこと知るべく

01091/難易度:☆☆☆

 たづね/ゆく/まぼろし/もがな/つて/にて/も/たま/の/ありか/を/そこ/と/しる/べく

《亡き人を尋ねゆく幻術士はいないものか直接は無理でも 道士を通しそこにいたのかと魂のありかが知れように》

文構造&係り受け

主語述語と大構造

  • にても…をそこと知るべく 三次元構造

 尋ねゆく幻もがな つてにても魂のありかをそこと知るべく

助詞と係り受け

 尋ねゆく幻もがな つてにても魂のありかをそこと知るべく

この歌は「つてにても魂のありかをそこと知るべく尋ねゆく幻もがな」を倒置した表現

「尋ねゆく幻もがなつてにても魂のありかをそこと知るべく」:桐壺更衣の末期の歌「限りとて別るる道の悲しきにいかまほしきは命なりけり/01031」に対する遅れた返歌

尋ねゆく幻もがな つてにてありかそこ知るべく

助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞

助動詞の識別:べく

  • べく:可能・べし・連用形
敬語の区別:φ

尋ねゆく幻もがな つてにて も魂のありかをそこと知るべく

尊敬語 謙譲語 丁寧語

古語探訪

つてにても 01091:光源氏を通して

人づてにでも、間接的にでも。この「つて」にあたるのは光源氏であろう。光源氏を大切に育てることで、桐壺の魂と触れあうのだ。

幻 01091

幻術士。

もがな 01091

願望。

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