国の物語など申すに 夕顔02章04
原文 読み 意味
国の物語など申すに 湯桁はいくつ と 問はまほしく思せど あいなくまばゆくて 御心のうちに思し出づることも ...
ものまめやかなる大 夕顔02章05
原文 読み 意味
ものまめやかなる大人を かく思ふも げにをこがましく うしろめたきわざなりや げに これぞ なのめならぬ片は ...
娘をばさるべき人に 夕顔02章06
原文 読み 意味
娘をばさるべき人に預けて 北の方をば率て下りぬべし と 聞きたまふに ひとかたならず心あわたたしくて 今一度 ...
さすがに絶えて思ほ 夕顔02章07
原文 読み 意味
さすがに 絶えて思ほし忘れなむことも いと言ふかひなく 憂かるべきことに思ひて さるべき折々の御答へなど な ...
いま一方は主強くな 夕顔02章08
原文 読み 意味
いま一方は 主強くなるとも 変らずうちとけぬべく見えしさまなるを頼みて とかく聞きたまへど 御心も動かずぞあ ...