人のほどの心苦しき 末摘花09章13
原文 読み 意味
人のほどの心苦しきに 名の朽ちなむはさすがなり 人びと参れば 取り隠さむや かかるわざは人のするものにやあら ...
何に御覧ぜさせつら 末摘花09章14
原文 読み 意味
何に御覧ぜさせつらむ 我さへ心なきやうに と いと恥づかしくて やをら下りぬ
06144/難易度 ...
またの日上にさぶら 末摘花09章15
原文 読み 意味
またの日 上にさぶらへば 台盤所にさしのぞきたまひて くはや 昨日の返り事 あやしく心ばみ過ぐさるる とて ...
ただ梅の花の色のご 末摘花09章16
原文 読み 意味
ただ梅の花の色のごと 三笠の山のをとめをば捨てて と 歌ひすさびて出でたまひぬるを 命婦は いとをかし と思 ...
あらず寒き霜朝に掻 末摘花09章17
原文 読み 意味
あらず 寒き霜朝に 掻練好める花の色あひや見えつらむ 御つづしり歌のいとほしき と言へば あながちなる御こと ...