黒貂の皮ならぬ絹綾 末摘花08章22
原文 読み 意味
黒貂の皮ならぬ 絹 綾 綿など 老い人どもの着るべきもののたぐひ かの翁のためまで 上下思しやりてたてまつり ...
かやうのまめやかご 末摘花08章23
原文 読み 意味
かやうのまめやかごとも恥づかしげならぬを 心やすく さる方の後見にて育まむ と思ほしとりて さまことに さな ...
かの空蝉のうちとけ 末摘花08章24
原文 読み 意味
かの空蝉の うちとけたりし宵の側目には いと悪ろかりし容貌ざまなれど もてなしに隠されて 口惜しうはあらざり ...
年も暮れぬ内裏の宿 末摘花09章01
原文 読み 意味
年も暮れぬ 内裏の宿直所におはしますに 大輔の命婦参れり
06131/難易度:☆☆☆
御梳櫛などには懸想 末摘花09章02
原文 読み 意味
御梳櫛などには 懸想だつ筋なく 心やすきものの さすがにのたまひたはぶれなどして 使ひならしたまへれば 召し ...