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06 末摘花11章
何ごとも言はれたま/末摘花08-13
原文 読み 意味 何ごとも言はれたまはず 我さへ口閉ぢたる心地したまへど 例のしじまも心みむと とかう聞こえたまふに いたう恥ぢらひて 口おほひしたまへるさへ ひなび古めかしう ことことしく 儀式官の練り出でたる臂もちおぼえて さすがにう... -
06 末摘花11章
いとほしくあはれに/末摘花08-14
原文 読み 意味 いとほしくあはれにて いとど急ぎ出でたまふ 06120/難易度:☆☆☆ いとほしく/あはれ/に/て いとど/いそぎ/いで/たまふ お気の毒で、かわいそうに感じられ、いっそういたたまれずお帰りの準備をなさる。 いとほしくあはれにて いとど急... -
06 末摘花11章
頼もしき人なき御あ/末摘花08-15
原文 読み 意味 頼もしき人なき御ありさまを 見そめたる人には 疎からず思ひむつびたまはむこそ 本意ある心地すべけれ ゆるしなき御けしきなれば つらう など ことつけて 朝日さす軒の垂氷は解けながらなどかつららの結ぼほるらむとのたまへど ... -
06 末摘花11章
御車寄せたる中門の/末摘花08-16
原文 読み 意味 御車寄せたる中門の いといたうゆがみよろぼひて 夜目にこそ しるきながらもよろづ隠ろへたること多かりけれ いとあはれにさびしく荒れまどへるに 松の雪のみ暖かげに降り積める 山里の心地して ものあはれなるを かの人びとの言... -
06 末摘花11章
橘の木の埋もれたる/末摘花08-17
原文 読み 意味 橘の木の埋もれたる 御随身召して払はせたまふ うらやみ顔に 松の木のおのれ起きかへりて さとこぼるる雪も 名に立つ末の と見ゆるなどを いと深からずとも なだらかなるほどにあひしらはむ人もがな と見たまふ 06123/難易度:...