御返りたてまつりた 末摘花09章18
原文 読み 意味
御返りたてまつりたれば 宮には 女房つどひて 見めでけり
06148/難易度:☆☆☆
逢はぬ夜をへだつ 末摘花09章19
原文 読み 意味
逢はぬ夜をへだつるなかの衣手に重ねていとど見もし見よとや
白き紙に 捨て書いたまへるしもぞ なかな ...
晦日の日夕つ方かの 末摘花09章20
原文 読み 意味
晦日の日 夕つ方 かの御衣筥に 御料とて人のたてまつれる御衣一領 葡萄染の織物の御衣 また山吹か何ぞ いろい ...
ありし色あひを悪ろ 末摘花09章21
原文 読み 意味
ありし色あひを悪ろしとや見たまひけむ と思ひ知らるれど かれはた 紅の重々しかりしをや さりとも消えじ と ...
御歌もこれよりのは 末摘花09章22
原文 読み 意味
御歌も これよりのは 道理聞こえて したたかにこそあれ 御返りは ただをかしき方にこそ など 口々に言ふ