いでやよろづ思し知 若紫10章13
原文 読み 意味
いでや よろづ思し知らぬさまに 大殿籠もり入りて など聞こゆる折しも あなたより来る音して 上こそ この寺に ...
いさ見しかば心地の 若紫10章14
原文 読み 意味
いさ 見しかば心地の悪しさなぐさみき とのたまひしかばぞかし と かしこきこと聞こえたりと思してのたまふ
いとをかしと聞いた 若紫10章15
原文 読み 意味
いとをかしと聞いたまへど 人びとの苦しと思ひたれば 聞かぬやうにて まめやかなる御とぶらひを聞こえ置きたまひ ...
またの日もいとまめ 若紫10章16
原文 読み 意味
またの日も いとまめやかにとぶらひきこえたまふ 例の 小さくて
いはけなき鶴の一声聞きしより葦間に ...
少納言ぞ聞こえたる 若紫10章17
原文 読み 意味
少納言ぞ聞こえたる 問はせたまへるは 今日をも過ぐしがたげなるさまにて 山寺にまかりわたるほどにて かう問は ...