A:解釈を決定づける基幹語– tax –
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うへのにようばう うえのにょうぼう 上の女房 主上の女房 01-044
帝付きの女官。桐壺更衣はしばしば「おしなべての上宮仕へ」をさせられていたことが述べられている。主上の女房とはいつも顔をつき合わせていたので、本来、気心が一番わかっていた。しかし、近い存在なだけに嫉妬で目がくらむことにもなったであろう。「... -
そねみたまひしか 嫉みたまひしか 妬みたまひしか 嫉み給ひしか 妬み給ひしか 01-043
本来が中立的立ち場なので、桐壺更衣に対して悪意を抱く必要はないが、帝の政治離れを引き起こす原因となることから快く思っていなかった。これは弘徽殿の女御など、東宮位を争うという身びいきから桐壺を敵視した立ち場とは自ずと違いがある。 もの思ひ知... -
すげなう すげなく すげなし 01-043
「す」は接頭語で「気がない」こと。本来なら味方になっていい立ち場にいながら、非協力的になること。類語は「つれなし」。 もの思ひ知りたまふは 様容貌などのめでたかりしこと 心ばせのなだらかにめやすく憎みがたかりしことなど 今ぞ思し出づる さ... -
さまあしきおほむもてなし さまあしきおんもてなし 様悪しき御もてなし さま悪しき御もてなし 01-043
「ある時には大殿籠もり過ぐして、やがてさぶらはせたまひなど(時には共寝したまま起きそびれ、そのまま側仕えをおさせになるなど)/01-012」とある。政治は朝から昼前まで行われるのが、帝として理想とされているので、政治を投げ出したことをも意味した... -
ものおもひしりたまふ ものおもいしりたまう もの思ひ知りたまふ もの思い知り給う 01-043
「ものの心知りたまふ人/01-023」が「ものの本質を見抜く力がある人」即ち、政治の中枢で活躍している公卿たちであったが、ここはそれとは別で、ものごとを感情に左右されずに理解できる人たち。この「もの」は客観的事実で、本来人の情に左右されないはず...