A:解釈を決定づける基幹語– tax –
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にくみたまふ にくみたまう 憎み給う 憎み給ふ にくみ給う にくみ給ふ 憎みたまう 憎みたまふ 01-042
母が従三位になったことで光源氏は東宮候補として踏みとどまった、ないしは一歩近づいたことになる。競争相手がこれを憎むのは当然である。 これにつけても 憎みたまふ人びと多かり ですが、この追贈一つとってもお憎くみになる女御たちは多かったのです... -
…だに 01-041
最低限の願望、せめて。できるなら皇后や中宮に選び、光の君を東宮にさせてやりたかったとの帝の思い。「来し方行く末思し召されず、よろづのことを泣く泣く契りのたまはすれど(後先のわきまえもなく、どんな誓いをも涙ながらにお立てになるのですが)/01... -
くちをしう くちおしう くちをしく くちおしく 口をしう 口をしく 口おしう 口おしく 口惜しう 口惜しく くちをし 口惜し 01-041
期待に反する結果となり運命を恨む気持ち。 女御とだに言はせずなりぬるが あかず口惜しう思さるれば いま一階の位をだにと 贈らせたまふなりけり 生前后(きさき)はおろか女御とさえ呼ばせずに終ったことが、残念でならぬとお考えなので、せめて一階... -
かなしきこと 悲しきこと 悲しき事 01-040
死後の追贈で位があがることはありがたいことであるが、死が社会的にも確定事実とされる。娘はもう戻らないことを改めて確認することになる。 内裏より御使あり 三位の位贈りたまふよし 勅使来てその宣命読むなむ 悲しきことなりける 宮中から使者が来... -
ちよくし ちょくし 勅使 01-040
「帝より『三位の位を贈りたまふ』とのよしです」と、勅使の来訪を伝える使者が先ず来る。勅使が来たら、それ相応の対応を迫られるので、その準備をする。準備が済んだ頃に、勅使がしずしずと来て宣命を読むという二段階。桐壺更衣は正四位上であったから...