手を折りてあひ見し 帚木07章04
原文 読み 意味
手を折りてあひ見しことを数ふればこれひとつやは君が憂きふし
えうらみじなど言ひはべれば さすがにう ...
内裏わたりの旅寝す 帚木07章05
原文 読み 意味
内裏わたりの旅寝すさまじかるべく 気色ばめるあたりはそぞろ寒くや と思ひたまへられしかば いかが思へると 気 ...
さればよと心おごり 帚木07章06
原文 読み 意味
さればよと心おごりするに 正身はなし さるべき女房どもばかりとまりて 親の家に この夜さりなむ渡りぬると答へ ...
さりとも絶えて思ひ 帚木07章07
原文 読み 意味
さりとも 絶えて思ひ放つやうはあらじと思うたまへて とかく言ひはべりしを 背きもせずと 尋ねまどはさむとも隠 ...
ひとへにうち頼みた 帚木07章08
原文 読み 意味
ひとへにうち頼みたらむ方は さばかりにてありぬべくなむ思ひたまへ出でらるる はかなきあだ事をもまことの大事を ...