いとあはれに見たて 若紫12章08
原文 読み 意味
いとあはれに見たてまつる御ありさまを 今はまして 片時の間もおぼつかなかるべし 明け暮れ眺めはべる所に渡した ...
宮も御迎へになど聞 若紫12章09
原文 読み 意味
宮も御迎へになど聞こえのたまふめれど この御四十九日過ぐしてや など思うたまふる と聞こゆれば
頼も ...
いみじう霧りわたれ 若紫12章10
原文 読み 意味
いみじう霧りわたれる空もただならぬに 霜はいと白うおきて まことの懸想もをかしかりぬべきに さうざうしう思ひ ...
いと忍びて通ひたま 若紫12章11
原文 読み 意味
いと忍びて通ひたまふ所の道なりけるを思し出でて 門うちたたかせたまへど 聞きつくる人なし
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かひなくて御供に声 若紫12章12
原文 読み 意味
かひなくて 御供に声ある人して歌はせたまふ
朝ぼらけ霧立つ空のまよひにも行き過ぎがたき妹が門かな ...