御湯殿などにも親し 若紫09章14
原文 読み 意味
御湯殿などにも親しう仕うまつりて 何事の御気色をもしるく見たてまつり知れる御乳母子の弁 命婦などぞ あやしと ...
内裏には御物の怪の 若紫09章15
原文 読み 意味
内裏には 御物の怪の紛れにて とみに気色なうおはしましけるやうにぞ奏しけむかし 見る人もさのみ思ひけり
いとどあはれに限り 若紫09章16
原文 読み 意味
いとどあはれに限りなう思されて 御使などのひまなきも そら恐ろしう ものを思すこと ひまなし
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中将の君もおどろお 若紫09章17
原文 読み 意味
中将の君も おどろおどろしうさま異なる夢を見たまひて 合はする者を召して 問はせたまへば 及びなう思しもかけ ...
その中に違ひ目あり 若紫09章18
原文 読み 意味
その中に 違ひ目ありて 慎しませたまふべきことなむはべる と言ふに わづらはしくおぼえて みづからの夢にはあ ...