命婦はさらばさりぬ 末摘花04章06
原文 読み 意味
命婦は さらば さりぬべからむ折に 物越しに聞こえたまはむほど 御心につかずは さても止みねかし また さる ...
八月二十余日宵過ぐ 末摘花05章01
原文 読み 意味
八月二十余日 宵過ぐるまで待たるる月の心もとなきに 星の光ばかりさやけく 松の梢吹く風の音心細くて いにしへ ...
いとよき折かなと思 末摘花05章02
原文 読み 意味
いとよき折かな と思ひて 御消息や聞こえつらむ 例のいと忍びておはしたり
06050/難易度:☆ ...
月やうやう出でて荒 末摘花05章03
原文 読み 意味
月やうやう出でて 荒れたる籬のほどうとましくうち眺めたまふに 琴そそのかされて ほのかにかき鳴らしたまふほど ...
人目しなき所なれば 末摘花05章04
原文 読み 意味
人目しなき所なれば 心やすく入りたまふ 命婦を呼ばせたまふ
06052/難易度:☆☆☆