秋の末つ方いともの 若紫10章03
原文 読み 意味
秋の末つ方 いともの心細くて嘆きたまふ 月のをかしき夜 忍びたる所にからうして思ひ立ちたまへるを 時雨めいて ...
おはする所は六条京 若紫10章04
原文 読み 意味
おはする所は六条京極わたりにて 内裏よりなれば すこしほど遠き心地するに 荒れたる家の木立いともの古りて木暗 ...
例の御供に離れぬ惟 若紫10章05
原文 読み 意味
例の御供に離れぬ惟光なむ 故按察使大納言の家にはべりて もののたよりにとぶらひてはべりしかば かの尼上 いた ...
あはれのことやとぶ 若紫10章06
原文 読み 意味
あはれのことや とぶらふべかりけるを などか さなむとものせざりし 入りて消息せよ とのたまへば 人入れて案 ...
わざとかう立ち寄り 若紫10章07
原文 読み 意味
わざとかう立ち寄りたまへることと言はせたれば 入りて かく御とぶらひになむおはしましたる と言ふに おどろき ...