こと・事– tax –
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かかるすきごとども かかる好きごとども 02-001
「かかる」を語り手の言葉とすれば、この帖の後半から語られる空蝉 軒端荻 夕顔との恋愛を指すという、諸注釈の説明通りであろう。しかし、軒端荻はともかく、空蝉は光源氏が生涯大切にする女性であり、夕顔は喪ってしまうが、娘の玉鬘はやはり長きにわ... -
なのみことごとしう 名のみことごとしう なのみことごとしく 名のみことごとしく なのみことごとし 名のみことごとし 02-001
光るという名前ばかりがご立派で実際の行動が伴っていない、名前負けしているとのこと。 光る源氏 名のみことことしう 言ひ消たれたまふ咎多かなるに いとど かかる好きごとどもを 末の世にも聞き伝へて 軽びたる名をや流さむと 忍びたまひける隠ろ... -
やむごとなき やんごとなし やんごとなき やんごとなし 01-170
最上。 この大臣の御おぼえ いとやむごとなきに 母宮内裏の一つ后腹になむおはしければ いづ方につけてもいとはなやかなるに この君さへかくおはし添ひぬれば 春宮の御祖父にて つひに世の中を知りたまふべき右大臣の御勢ひは ものにもあらず圧され... -
おぼしまぎるるをりもありつるむかしのこととりかへしかなしくおぼさる 思し紛るる折もありつる昔のこととりかへし悲しく思さる おぼしまぎる 思し紛る とりかへす 取り返す とりかえす 01-151
藤壺の宮の参内により、「思し紛るとはなけれど、おのづから御心移ろひ(お気持ちが紛れるというのでもないけれど、おのずと御心がお移りになり)/01-135」状態になっていた。藤壺の宮の参内により更衣を喪った悲しみが紛れてきたことを認め、桐壺更衣の死... -
かぎりあることにことをそへ 限りある事に事を添へ かぎりあることにことをそえ 限りある事に事を添え かぎりあることにことをそふ 限りある事に事を添ふ 01-142
通例規則以上のことをすると注されているが、規則を超えてではなく、規則どおりの儀式に、規則にないがその身分内でできることを加えるの意味であろう。源氏である分を越えて、親王や東宮が行う儀式をしたら政変につながる。 居起ち思しいとなみて 限りあ...