こと・事– tax –
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つらきこと 辛きこと つらし 辛し 02-067
「つらし」は相手の動作から来る心の晴れなさ。具体的には夫の浮気や心変わり。しかし、それは表面的にそう見えるだけで、実際には「心ざし」は深い。「心ざし」と「見る目」が対比的に用いられている。 心ざし深からむ男をおきて 見る目の前につらきこと... -
こころふかきことかな 心深きことかな こころふかし 心深し 02-066
後の「心深しや/02-068」と呼応する。この言葉がきっかけとなって尼になる決意をする。男への愛情が深い。それだけに業も深い。 童にはべりし時 女房などの物語読みしを聞きて いとあはれに悲しく心深きことかなと涙をさへなむ落としはべりし 今思ふに... -
まめごと まめ事 02-060
公的なこと。 げにさし向ひて見むほどは さてもらうたき方に罪ゆるし見るべきを 立ち離れてさるべきことをも言ひやり をりふしにし出でむわざのあだ事にもまめ事にも わが心と思ひ得ることなく深きいたりなからむは いと口惜しく頼もしげなき咎や な... -
あだごと 婀娜 徒 あだ 02-060
娯楽など非公的なこと。 げにさし向ひて見むほどは さてもらうたき方に罪ゆるし見るべきを 立ち離れてさるべきことをも言ひやり をりふしにし出でむわざのあだ事にもまめ事にも わが心と思ひ得ることなく深きいたりなからむは いと口惜しく頼もしげな... -
やむごとなき やむごとなし 02-038
地位 身分がこの上なく高い。大臣クラスを指す。 元の品 時世のおぼえうち合ひ やむごとなきあたりの内々のもてなしけはひ後れたらむは さらにも言はず 何をしてかく生ひ出でけむと 言ふかひなくおぼゆべし (頭中将)祖先の血筋がよく今の世の評判...