こと・事

世間の評価。

なり上れどももとよりさるべき筋ならぬは　世人の思へることも　さは言へどなほことなり

いくつか解釈が可能な表現である。議論が女性論なので女の身として耳が痛いという解釈。源氏物語を読み聞かせている相手は中宮など上 ...

欠点の隠れることが多くと通例解釈される。頭中将の前の発言から考えれば、欠点が隠れるとの解釈は的は外れていない。しかし、欠点が ...

「ほど」を程度と解釈すると、他に気持ちをむけず一心不乱にと読める。「ほど」を時間と解釈すると、他にやることがない間はと訳せる ...

これは六条の御息所の手紙や、特に藤壺の宮の手紙を示唆する。もちろんそれらの女性と光源氏が道ならぬ恋にあることを、頭中将は何も ...