かくるることおほく 隠るること多く かくるることおおく かくるることおほし 隠るること多し かくるることおおし 02-026

2021-05-21

欠点の隠れることが多くと通例解釈される。頭中将の前の発言から考えれば、欠点が隠れるとの解釈は的は外れていない。しかし、欠点が見えないこと(非消極的評価)は、後につづく「自然にそのけはひこよなかるべし」(積極的評価)とは結びつきが悪い。ここは単に深窓の令嬢ということ、幾重にも防御がなされていて、人づてにしか情報が外に出てこない。だから先の推論通り、自然の「こよなく」なるのである。


人の品高く生まれぬれば 人にもてかしづかれて隠るること多く 自然にそのけはひこよなかるべし

(頭中将)家柄が高く生まれついたならば、まわりから大切に扱われて人目に立たぬことが多く、自然と周りに与える印象はこの上なくなるでしょう。

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