き・け・げ・気– tax –
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けしきばめる 気色ばめる けしきばむ 気色ばむ 02-089
気取ってと解釈されているが、思うにまかせての意味。木の道や絵所の例では、「心にまかせて作り出だす/02-086」や「心にまかせてひときは目驚かして/02-088」に当たる。この部分は気取るでも通るので、風流気の多い木枯らしの女と結びつけて解釈されてき... -
たのもしげなきうたがひ 頼もしげなき疑ひ たのもしげなきうたがい 頼もしげなき疑い 02-080
浮気との解釈があるが、そうではなく、生涯の伴侶としてふさわしくないのではないかとの疑いを意味する。葵の上に対して光源氏が生涯を託すに足る相手ではないと感じていることを、兄である頭中将は察してこう言っている。しかし、ここは頭中将の思いを離... -
けしきばみ 気色ばみ 02-075
本心を外に表すことをいう(02-090参照)。この語は文脈上、「怨ず 恨む/02-076」と言い換えられている。 また なのめに移ろふ方あらむ人を恨みて 気色ばみ背かむ はたをこがましかりなむ 心は移ろふ方ありとも 見そめし心ざしいとほしく思はば さ... -
いでやかみのしなとおもふだにかたげなるよを いでや上の品と思ふだにかたげなる世を かたげなり かたげ 02-045
理想の女性が「かたげなる(めったにいない)」と通例解釈されている。しかし、左馬頭の発言は理想の女性についてではない。「いでや」は議論に対して、そんなことはないとの反論。結局、左馬頭の話の論点をつかめ切れていないことからくるこしらえ訳にな... -
かほにくげ 顔にくげ 顔憎げ かおにくげ 02-043
憎憎しい面構え。このあたりも実話というより、昔物語風。 父の年老い ものむつかしげに太りすぎ 兄の顔憎げに 思ひやりことなることなき閨の内に いといたく思ひあがり はかなくし出でたることわざも ゆゑなからず見えたらむ片かどにても いかが思...