A:解釈を決定づける基幹語– tax –
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つゆのはえなくきえぬるわざなり 露のはえなく消えぬるわざなり 02-102
露によって花紅葉が色を増すことなく、しおれてしまう運命である。「露のはえなく」は夫の愛情という照り返しが欠けること。夫の愛情があって、妻は長生きできるのだとの意味。左馬頭の愛情という「はえ」を得られなかった指を喰う女は若死にしたことから... -
はかばかしからぬは 捗々しからぬは はかばかしからず 捗々しからず 02-102
他の女性と区別する魅力。それがないと男は浮気に走る。 中将 その織女の裁ち縫ふ方をのどめて 長き契りにぞあえまし げに その龍田姫の錦には またしくものあらじ はかなき花紅葉といふも をりふしの色あひつきなく はかばかしからぬは 露のはえ... -
をりふしのいろあひつきなく をりふしの色あひつきなく おりふしのいろあいつきなく おりふしの色あいつきなく 02-102
固定した魅力ではなく、その折々にあった、周囲(特に夫)と調和した魅力がないなら。 中将 その織女の裁ち縫ふ方をのどめて 長き契りにぞあえまし げに その龍田姫の錦には またしくものあらじ はかなき花紅葉といふも をりふしの色あひつきなく ... -
はかなきはなもみぢといふも はかなき花紅葉といふも はかなきはなもみぢというも はかなき花紅葉というも 02-102
織女や龍田姫が神の話であり、実際の女性論にならない。龍田姫が紅葉の神格化であることから、この世の存在である紅葉に話題を移し、紅葉との関連で、花紅葉とした。以下、織女や龍田姫のような理想ではなく、一般女性を花紅葉に譬えて論じる。「というも... -
たなばたのたちぬふかた 織女の裁ち縫ふ方 たなばたのたちぬうかた 織女の裁ち縫う方 02-102
「裁ち」は夫の行動を裁断する嫉妬心、「縫ふ」はきっぱりと別れず、離れていても男が泊まる準備をしたりして面倒をみることをかけている。そっちの方はやわらげての意味である。 中将 その織女の裁ち縫ふ方をのどめて 長き契りにぞあえまし げに その...