かうのみ見つけらる 末摘花02章24
原文 読み 意味
かうのみ見つけらるるを ねたしと思せど かの撫子はえ尋ね知らぬを 重き功に 御心のうちに思し出づ
おのおの契れる方に 末摘花03章01
原文 読み 意味
おのおの契れる方にも あまえて え行き別れたまはず 一つ車に乗りて 月のをかしきほどに雲隠れたる道のほど 笛 ...
前駆なども追はせた 末摘花03章02
原文 読み 意味
前駆なども追はせたまはず 忍び入りて 人見ぬ廊に御直衣ども召して 着替へたまふ
06030/難易 ...
つれなう今来るやう 末摘花03章03
原文 読み 意味
つれなう 今来るやうにて 御笛ども吹きすさびておはすれば 大臣 例の聞き過ぐしたまはで 高麗笛取り出でたまへ ...
中務の君わざと琵琶 末摘花03章04
原文 読み 意味
中務の君 わざと琵琶は弾けど 頭の君心かけたるをもて離れて ただこのたまさかなる御けしきのなつかしきをば え ...