君は男君のおはせず 若紫16章13
原文 読み 意味
君は 男君のおはせずなどして さうざうしき夕暮などばかりぞ 尼君を恋ひきこえたまひて うち泣きなどしたまへど ...
ものよりおはすれば 若紫16章14
原文 読み 意味
ものよりおはすれば まづ出でむかひて あはれにうち語らひ 御懐に入りゐて いささか疎く恥づかしとも思ひたらず ...
さかしら心あり何く 若紫16章15
原文 読み 意味
さかしら心あり 何くれとむつかしき筋になりぬれば わが心地もすこし違ふふしも出で来やと 心おかれ 人も恨みが ...
思へどもなほ飽かざ 末摘花01章01
原文 読み 意味
思へどもなほ飽かざりし夕顔の露に後れし心地を 年月経れど 思し忘れず ここもかしこも うちとけぬ限りの 気色 ...
いかでことことしき 末摘花01章02
原文 読み 意味
いかで ことことしきおぼえはなく いとらうたげならむ人の つつましきことなからむ 見つけてしがなと こりずま ...