いとむつかしげには 若紫10章08
原文 読み 意味
いとむつかしげにはべれど かしこまりをだにとて ゆくりなう もの深き御座所になむ と聞こゆ げにかかる所は ...
常に思ひたまへ立ち 若紫10章09
原文 読み 意味
常に思ひたまへ立ちながら かひなきさまにのみもてなさせたまふに つつまれはべりてなむ 悩ませたまふこと 重く ...
乱り心地はいつとも 若紫10章10
原文 読み 意味
乱り心地は いつともなくのみはべるが 限りのさまになりはべりて いとかたじけなく 立ち寄らせたまへるに みづ ...
いと近ければ心細げ 若紫10章11
原文 読み 意味
いと近ければ 心細げなる御声絶え絶え聞こえて いと かたじけなきわざにもはべるかな この君だに かしこまりも ...
あはれに聞きたまひ 若紫10章12
原文 読み 意味
あはれに聞きたまひて 何か 浅う思ひたまへむことゆゑ かう好き好きしきさまを見えたてまつらむ いかなる契りに ...