こころ・心– tax –
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こころとまり 心とまり 02-103
惚れる。指を喰う女は「容貌などいとまほにもはべらざりしかば、若きほどの好き心には、この人をとまり(生涯連れ添うつもりの相手)にとも思ひとどめはべらず/02-095」とあり、対比的である。 見る目もこともなくはべりしかば このさがな者をうちとけた... -
こころばせ 心ばせ 02-103
趣味や嗜好。心が向かう先の意味で、対象が人であれば思いやりの意味となり、対象が物であれば趣味の意味となる。 さて また同じころ まかり通ひし所は 人も立ちまさり 心ばせまことにゆゑありと見えぬべく うち詠み 走り書き 掻い弾く爪音 手つき... -
われをうとみねとおもふかたのこころ 我を疎みねと思ふ方の心 われをうとみねとおもうかたのこころ 我を疎みねと思う方の心 02-099
私を捨ててほしいと願う気持ちが女にあったということ。それまでは愛情の裏返しと思ってきたが、本当は最初から別れたかったのかと疑いがわいた。「我」は女の自称。「ね」は完了「ぬ」の命令形。 艶なる歌も詠まず 気色ばめる消息もせで いとひたや籠も... -
けしきもみがてらゆきをうちはらひつつ 気色も見がてら雪をうち払ひつつ けしきもみがてらゆきをうちはらいつつ 気色も見がてら雪をうち払いつつ 02-098
流心をここに見なければ、この表現は何を言いたいのか文脈がたどれなくなる。 内裏わたりの旅寝すさまじかるべく 気色ばめるあたりはそぞろ寒くや と思ひたまへられしかば いかが思へると 気色も見がてら 雪をうち払ひつつ 宮中の仮寝は心も寒々と思... -
つらきこころをしのんで つらき心を忍んで つらきこころをしのぶ つらき心を忍ぶ 02-096
嫉妬で苦しむ心を我慢して。左馬頭の発言「つらきことありとも念じて/099」を受けた表現。 すこしうち笑ひて よろづに見立てなく ものげなきほどを見過ぐして 人数なる世もやと待つ方は いとのどかに思ひなされて 心やましくもあらず つらき心を忍び...