かた・方– tax –
-
いふかたなくおもほさる いうかたなくおもおさる 言ふ方なく思ほさる 言う方なく思おさる 01-027
「形容詞の連用形+思う」の形。形容詞は思うの内容。言い様がないと思われた。「る」は自発。 限りあれば さのみもえ留めさせたまはず 御覧じだに送らぬおぼつかなさを 言ふ方なく思ほさる 決まりがあることなので、そう留め置くこともおできになれず... -
ましてやらむかたなし ましてやらんかたなし ましてやらむ方なし ましてやらん方なし 01-020
「同じほどそれより下﨟の更衣たちはましてやすからず(同じ位や、それより下位の更衣たちは、まして気が休まらない)/01-003」と表現の上で呼応する。桐壺更衣の特殊な死に方(急激な病気の悪化)は、この更衣の呪詛によるものであると、解釈できるような... -
おんかたがた 御方がた 御方々 01-016
一般には女御をさすが、女御は二三人からせいぜい五人を満たない。「あまたの」とあるのでここは更衣を含める。 あまたの御方がたを過ぎさせたまひて ひまなき御前渡りに 人の御心を尽くしたまふも げにことわりと見えたり あまたのご夫人方の局を素通... -
このおんかた この御方 01-013
弘徽殿の女御。 人より先に参りたまひて やむごとなき御思ひなべてならず 皇女たちなどもおはしませば この御方の御諌めをのみぞ なほわづらはしう心苦しう思ひきこえさせたまひける 誰より早く入内され、帝にしても第一夫人として尊んでおいでのお心... -
かろきかたにもみえし 軽き方にも見えし 軽き方にも見ゆ 01-011
周りの女房たちから軽い女だと軽んぜられた。 おぼえいとやむごとなく上衆めかしけれど わりなくまつはさせたまふあまりに さるべき御遊びの折々何事にもゆゑある事のふしぶしにはまづ参う上らせたまふ ある時には大殿籠もり過ぐしてやがてさぶらはせた...