ひと・人– tax –
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ひときざみのくらゐ ひときざみのくらゐ 一階の位 ひときざみの位 一きざみのくらゐ 01-041
正四位上から従三位(じゅさんみ)になった。これは更衣クラスから女御クラスに昇進したことを意味する。 女御とだに言はせずなりぬるが あかず口惜しう思さるれば いま一階の位をだにと 贈らせたまふなりけり 生前后(きさき)はおろか女御とさえ呼ば... -
おんおくりむかへのひと おんおくりむかえのひと 御送り迎への人 御送り迎えの人 01-017
「参う」は帝に向かってゆくことであるから、帝が移動するわけではないので、夜、更衣の方から清涼殿に行くときの模様である。清涼殿に行くときの迎えは帝つきの女房、送りは更衣つきの女房であろう。 参う上りたまふにも あまりうちしきる折々は 打橋渡... -
ひとよりさきにまゐりたまひ ひとよりさきにまいりたまい 人より先に参りたまひ 人より先に参りたまい 人より先に参り給ひ 人より先に参り給い 人より先に参り給ふ 01-013
宮廷へ参内する。東宮の母である弘徽殿の女御が誰より早く、帝に入内したこと。すなわち、この女は帝の最初の女であるという特別な地位にある。童貞であったかどうかは別。乳母などによって教育されることが多い。 人より先に参りたまひて やむごとなき御... -
いにしへのひと いにしへの人 いにしえのひと いにしえの人 古のひと 古の人 01-006
家柄が古いのほかに、後に述べられる彼女の言動からして、考え方がふるい 頑迷など否定的意味をも含んだ言葉(ダブル ミーニング)であるように思われる。 父の大納言は亡くなりて 母北の方なむいにしへの人のよしあるにて 親うち具しさしあたりて世の... -
ひと 人 01-005
上達人や上人が帝の側近として補佐する役割を担うのに対して、この人は一般化されることで帝からの距離を置く人と読むことができる。さらに、同じ人物であっても、帝の前にいる場合は側近として働くため帝を公然と批判できないが、陰にまわった場合には帝...