B:背景理解に役立つ基礎語– tax –
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きちじやうてんによ 吉祥天女 きっしょうてんにょ 02-112
美 幸福 富を表象する女神で、美女の代名詞。宮中に伝わる五節の舞は吉祥天女が天武天皇の前に現れ、五回袖を振った故事からとの説がある。 吉祥天女を思ひかけむとすれば 法気づきくすしからむこそ また わびしかりぬべけれ とて皆笑ひぬ 吉祥天女... -
をらばおちぬべきはぎのつゆ 折らば落ちぬべき萩の露 おらばおちぬべきはぎのつゆ 02-107
萩はそうでなくとも散りやすいのに、手折ろうとすると、その前に落ちてしまいそうな荻の上の露。薄幸の人である夕顔を暗示する。「あえかなる好き好きしさ」を象徴する。「折りて見ば落ちぞしぬべき秋萩の枝もたわわに置ける白露」(古今集巻四秋 読人知... -
ばんしきでう 盤渉調 ばんしきじょう ばんしきちょう 02-106
現代風ではなやかな曲調とされている。 女いたう声つくろひて 木枯に吹きあはすめる笛の音を ひきとどむべき言の葉ぞなき となまめき交はすに 憎くなるをも知らで また 箏の琴を盤渉調に調べて 今めかしく掻い弾きたる爪音 かどなきにはあらねど ... -
さうのこと 箏の琴 しょうのこと 02-106
中国伝来の十三弦の琴。琴の中でも大がかりだから、歌では引き留めえないといいながらも、上人の言葉に対抗し、さらに男を高ぶらせる意図がみえる。 女いたう声つくろひて 木枯に吹きあはすめる笛の音を ひきとどむべき言の葉ぞなき となまめき交はすに... -
りち 律 02-105
「影もよし」の曲の調子。日本古来の曲で軽快な音楽とされている。 律の調べは 女のものやはらかに掻き鳴らして 簾の内より聞こえたるも 今めきたる物の声なれば 清く澄める月に折つきなからず 律の調べは、女がやさしく演奏して簾の内から漏れてくる...