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04 夕顔15章
顔はなほ隠したまへ 夕顔06章09
原文 読み 意味 顔はなほ隠したまへれど 女のいとつらしと思へれば げに かばかりにて隔てあらむも ことのさまに違ひたり と思して 夕露に紐とく花は玉鉾のたよりに見えし縁にこそありけれ露の光やいかに とのたまへば 後目に見おこせて 光あり... -
04 夕顔15章
尽きせず隔てたまへ 夕顔06章10
原文 読み 意味 尽きせず隔てたまへるつらさに あらはさじと思ひつるものを 今だに名のりしたまへ いとむくつけし とのたまへど 海人の子なれば とて さすがにうちとけぬさま いとあいだれたり 04072/難易度:☆☆☆ つきせ/ず/へだて/たまへ/る/... -
04 夕顔15章
よしこれも我からな 夕顔06章11
原文 読み 意味 よし これも 我からなめり と 怨みかつは語らひ 暮らしたまふ 04073/難易度:☆☆☆ よし これ/も/われから/な/めり/と うらみ/かつ/は/かたらひ くらし/たまふ 「よいわ。これもわたしのせいだ」と恨みごとを言ったり、語り合った... -
04 夕顔15章
惟光尋ねきこえて御 夕顔06章12
原文 読み 意味 惟光 尋ねきこえて 御くだものなど参らす 右近が言はむこと さすがにいとほしければ 近くもえさぶらひ寄らず かくまでたどり歩きたまふ をかしう さもありぬべきありさまにこそは と推し量るにも 我がいとよく思ひ寄りぬべかり... -
04 夕顔15章
たとしへなく静かな 夕顔06章13
原文 読み 意味 たとしへなく静かなる夕べの空を眺めたまひて 奥の方は暗うものむつかしと 女は思ひたれば 端の簾を上げて 添ひ臥したまへり 夕映えを見交はして 女も かかるありさまを 思ひのほかにあやしき心地はしながら よろづの嘆き忘れて...