何かさしも思す今は 若紫13章07
原文 読み 意味
何か さしも思す 今は世に亡き人の御ことはかひなし おのれあれば など語らひきこえたまひて 暮るれば帰らせた ...
なごりも慰めがたう 若紫13章08
原文 読み 意味
なごりも慰めがたう泣きゐたまへり 行く先の身のあらむことなどまでも思し知らず ただ年ごろ立ち離るる折なうまつ ...
君の御もとよりは惟 若紫13章09
原文 読み 意味
君の御もとよりは 惟光をたてまつれたまへり 参り来べきを 内裏より召あればなむ 心苦しう見たてまつりしも し ...
あぢきなうもあるか 若紫13章10
原文 読み 意味
あぢきなうもあるかな 戯れにても もののはじめにこの御ことよ 宮聞こし召しつけば さぶらふ人びとのおろかなる ...
少納言は惟光にあは 若紫13章11
原文 読み 意味
少納言は 惟光にあはれなる物語どもして あり経て後や さるべき御宿世 逃れきこえたまはぬやうもあらむ ただ今 ...