まして後の世のいみ 若紫04章02
原文 読み 意味
まして後の世のいみじかるべき 思し続けて かうやうなる住まひもせまほしうおぼえたまふものから 昼の面影心にか ...
うち笑ひてうちつけ 若紫04章03
原文 読み 意味
うち笑ひて うちつけなる御夢語りにぞはべるなる 尋ねさせたまひても 御心劣りせさせたまひぬべし 故按察使大納 ...
かの大納言の御女も 若紫04章04
原文 読み 意味
かの大納言の御女 ものしたまふと聞きたまへしは 好き好きしき方にはあらで まめやかに聞こゆるなり と 推し当 ...
女ただ一人はべりし 若紫04章05
原文 読み 意味
女ただ一人はべりし 亡せて この十余年にやなりはべりぬらむ 故大納言 内裏にたてまつらむなど かしこういつき ...
さらばその子なりけ 若紫04章06
原文 読み 意味
さらば その子なりけり と思しあはせつ 親王の御筋にて かの人にもかよひきこえたるにや と いとどあはれに見 ...